愛される会社になるために。ブランディングが大切。
愛される会社になるために。ブランディングが大切。
ブランディングって言葉をよく耳にしますが、なんとなく、ブランディングをはじめようとしているかたは、お待ちください。
ブランディングの本質を理解しないまま始めてしまうと、時間を使っただけで、効果がない行動を起こしてしまうかもしれません。
まずブランドとは、他と区別するための要素です。お客様・ユーザーが抱く、共通のイメージになります。具現的なものではなく、頭の中にあるものになるので、企業にとって、「製造者を識別させる」「ユーザーに認知されやすくなる」というブランドの役割があります。
対して、お客様にとっては、「サービスを利用する上で決める基準」「品質を確認できる」という役割がありそれぞれの役割があります。
ブランドは、企業・提供側だけのものと思われがちですがお客様と、企業の両方のものです。お客様と、コミュニケーションを取り、認知してもらうために、広告や、パッケージなどの形に起こす必要があります。
ブランディングが生み出すメリット
01.価格競争に巻き込まれなくなる
商品・サービスに価値があれば、価格競争にまきこまれる必要もなく、このサービスを利用したいと、お客様に思っていただきやすくなります。
また、ブランディングに成功すれば、すでに一定の認知度をもっていただいている上で、参入することになるため、ハードルがたかすぎない状態で、はじめることができます。
02.採用にもいい影響を及ぼす
ブランディングに成功し、会社の魅力が上がれば、求職者の方にいい印象を持っていただきやすくなります。応募者が増え、自社が求めている方に出会いやすくもなるでしょう。また、社内のスタッフのモチベーションの維持にもつながり、退職リスクの軽減にもつながります。
このように、サービスだけではなく、採用活動にもいい影響を与えるブランディングですが、どのように取り組めばいいのでしょうか?
はじめの1歩が、ブランディングに取り組もうとする組織があることです。正しく知ろうとする姿勢がなければ、ブランディングは成功しません。
どんなときにブランディングを行うのか?
01.事業の転換/新組織となるタイミング
統合や合併の際、社内の意思疎通に変化が生じていきます。また、新サービスを転換するタイミングでは、お客様からのイメージにも変化があるタイミングとなるため、ブランディングに必要となります。M&Aなど組織が合併する際は、異なる文化の人々が合流するため、ブランドステートメントなど新しく刷新していく必要があります。
02.周年など、企業の節目に
実施期間に具体性がある周年のタイミングは、社内での意思系統が統一しやすい時期にあります。過去を整理しながら、未来の計画を立てやすいため、ブランディングにおすすめのタイミングです。
03.事業実態と、ブランディングの理想系に差があると感じた時
時代の変化、業界の変化にともない、掲げているブランディングと、実際の事業で仮がある場合、自社のあり方を正しいところへと持っていくために、リブランディングを図る必要があります。
ブランディングの進め方
事業ブランディング・企業ブランディング・商品ブランディングのどこから、はじめるべきかは、会社によってさまざまです。
01.方向性をきめるため、現状の分析を行いましょう。
市場・ニーズなどの分析をしていきましょう。弊社で行っている分析のフレームワークの一部をご紹介させていただきます。
・3C分析
Customer(顧客のニーズ)、Competitor(競合の強み弱み)、 Company(自社の強み弱み)の3つの要素から自社の強みを明らかにしていきます。
・SWOT分析
内部環境をStrength(強み)とWeakness(弱み)で、外部環境をOpportunity(機会)、Threat(脅威)で、内部・外部の両軸で分析をする方法です。
多様な分析方法で、戦略的なブランディングを「行っていきます。ブランドロイヤルティの高いお客様が、どのようにブランドを選択し、愛し続けるのか考えていく必要があります。すでに確立されたサービス・商品をリブランディングし、別カテゴリに変異する場合は、マイナス要因がないか細心の注意を払いながら、分析し、方向性を決めていきます。
02.コンセプトを決める
分析ができたら、コンセプトをきめていきます。そのコンセプトに近いキーワードを模索し、より深掘りし、具体的なコンセプトを決めていく必要があります。隣の芝生が青くみえてしまうことがあり「自社のサービスなんて…」とは思わず、いい点も、悪い点も見つめ直すことが大切です。
03.計画を立てる
ブランディングは短期で、成果が出にくいため、5~10年程度長期で計画を立てましょう。短期間で結果を求めず、焦らず粘ることがブランディングの成功の鍵です。
ブランディングにより、より愛される企業になり、お客様の生活に寄り添うことは短期的では実現が難しいです。
社員・お客様と、質の高いコミュニケーションを継続的に取ることで、よりよい関係性を築きあげ、愛される企業へと繋がっていきます。
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